2013年1月18日金曜日

秩父鉄道の踏切事故(埼玉県行田市)~警報機・遮断機のない第4種踏切

 報道によると、1月18日午後4時半ころ、埼玉県行田市の秩父鉄道の踏切で、近くに住む小学5年生の男子児童が列車に撥ねられて亡くなった。列車は、影森発羽生行きの普通列車で、列車の運転士は、何かにぶつかるような音がしたため、急停車したという。
 
    この踏切には、昨年12月に行った。
 東行田駅から約100mのところにあり、警報機や遮断機が無い。単線で、踏切にはポールが立てられており、車両は通行できない。人が踏切に近づくと、踏切があることを音声で知らせる装置がある。踏切の幅は線路のあたりでは約1m、長さは約6mで、線路に向かって下り坂になっている。線路が両脇の道路から下にあるため、線路を横断すると、また坂を上って、踏切を出ることになる。そのため、踏切のそばに住む男性が、踏切は危険だと話していた。路面も悪く、凸凹していた。(下の写真は、東行田No.2踏切 2012年12月9日撮影 )

 また、照明もないため、今の時期は夕方は、暗くて足元もよく分からないかもしれない。それは、運転士からも踏切を渡る人が見えにくいということでもある。

   人が近付くと音声装置が、踏切であることを注意喚起するが、列車が近付いているわけではないので、この音声装置に慣れてくると、列車が来ないだろうと渡ってしまいかねないと、男性は話していた。  また、踏切を見て感じたのは、坂道になっているので、自転車だと線路に滑り込んで行きかねないということ。付近は駅に近いせいか住宅が並び、高校も近くにあるので、高校生も通行する通学路である。

 桜町には、東行田No.5踏切(事故当時は警報機や遮断機がなかった)が近くにあり、4年前に中学生が、翌年には幼児が事故で亡くなっている。ふたつの事故後、この踏切には警報機や遮断機が設置された。
 先日行ったときは、このような事故のあった踏切のすぐ近くに、まだ、警報機や遮断機のない第4種踏切があることに驚いたばかりだった。再び事故が起きて、尊い命が奪われ、何といってよいかわからない。

 昨年は通学路で、痛ましい交通事故が相次いだため、通学路として利用されている踏切についても点検して、緊急に安全対策をとるべきだといわれていたはずである。

路面が悪く、つまづきやすい。線路のあたりは幅も狭いので、自転車が脱輪しやすい。
自治体や、鉄道に関わる行政、鉄道事業者のみなさんには、早く踏切の安全対策に取り組み、このような痛ましい犠牲を無くすようにつとめてほしい。

《参考記事》
「踏切で小5男児はねられ死亡」NHK首都圏ニュース 2013年1月18日 20時21分
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20130118/0117fb2110240701cdd46066a3cde001.html

「踏切ではねられ小5死亡、埼玉 秩父鉄道」2013年1月18日 21:29 共同通信

2 件のコメント:

吉田真 さんのコメント...

事故現場、近隣に住む吉田と申します。記事を検索していたところこちらの記事を拝見しました。

2年前に実家の目の前の踏切で起きた事故、そして、一昨日の事故と再発防止ができなかったことが残念です。

私も子供をもつ親となり、また、今回の被害者の子供が知り合いの友人ということも重なり何かできないかと活動しはじめた所です。

行田市内にある40カ所の踏切も確認しました。
6箇所遮断機のない踏切もあります。
https://www.facebook.com/fumikiri

どうにか再発しない環境を構築できるように行動していきたいと思います。

kei.kym さんのコメント...

 亡くなられたお子さんがお知り合いの方のお子さんとのこと、心よりご冥福をおいのり致します。
 私も、先月、見てきたばかりの踏切で事故が起き、残念でなりません。以前から、秩父鉄道では、第4種踏切で亡くなる方がいらしたにもかかわらず、対策が遅いのが気になっていました。
 費用の面で、中小私鉄では踏切対策が難しいと言いますが、踏切の存続がのぞまれているところでは、国や県がもっと補助を出すなどして、警報機や遮断機を設置すべきではないかと思います。
 吉田様の調査では、行田市内だけでも遮断機のない踏切が6か所もあるのですね。私は、警報機だけでなく、遮断機も必要だと思います。お子さんは、先を行ったお子さんの後を追って踏切や横断歩道を渡ることがあります。車や電車が来ていることに注意が行かずに渡ってしまい、事故になることがあるのです。ですから、遮断機は必要です。

 子どもらにまわりにどんな危険があるか教えつつ、無くせる危険はとりのざかなくては…と思います。できることから、一歩ずつでも積み重ねて行きたいと思います。